メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とは、抗生物質「メチシリン」に対する薬剤耐性を獲得した黄色ブドウ球菌。実際は多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌である。生物種としてはあくまで黄色ブドウ球菌である。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は黄色ブドウ球菌が耐性化した病原菌であり、黄色ブドウ球菌と同様に常在菌のひとつと考えられ、健康な人の鼻腔、咽頭、皮膚などから検出されることがある。 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は, そもそも薬剤耐性菌であるため薬剤の使用が多い病院で見られることが多く(耐性菌は抗生物質の乱用により出現すると言われている)、入院中の患者に発症する院内感染の起炎菌としてとらえられている。 しかし病原性は黄色ブドウ球菌と同等で、健康な人にも皮膚・軟部組織感染症などを起こしえる。病院外での発症が最初に確認されたのは1960年代にさかのぼるが、近年では健康な人のごく一般的な感染症の起炎菌として見つかることもあり、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌が病院から街中へと広がっていることが示唆されている。 病院内でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に感染すると、免疫力が低下した患者では通常は本菌が起こすことはないような日和見感染を起こすこともある。一旦発症するとほとんどの抗生物質が効かないため治療は困難であり、難治性感染症から死の転帰をたどる場合もある。 特に、術後の創部感染、骨感染(骨髄炎)、感染性心内膜炎(IE)、臓器膿瘍は難治性化し、適切な治療を受けられないと後遺症ばかりか死の転帰をたどる事になる。 h / i / j / k / l / m / n / o / p / q / r / s / t / u / v / w / x / y / z / a / b / c / d / e / f / g / h / i / j / k / l / m / n / o / p / q / r / s / t / u / v /
by yotch912
| 2007-10-17 14:09
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